ながしまクリニック
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ながしまクリニック インタビュー
本クリニックの大事にしている事とエピソード
先生の大事にしていること
Q.在宅医療で大事にされていることを教えてください。
A.ご家族様のご苦労やご負担を考えることを大事にしています。在宅診療では、認知症の患者様を診るケースが多いのですが、ご家族様との関係性が患者様の状態を左右します。患者様だけでなく、ご家族様全員が、穏やかな日常を過ごせるように心がけております。また、ご夫婦ともに認知症というケースもあります。この場合には、地域の看護師や介護職の方々との連携が不可欠になりますので、地域の交流会にも参加するなどして、多職種の方々と直接コミュニケーションをとり、顔の見える連携が行えるようにしています。
患者さんとのエピソード
Q.患者さんとのエピソードを教えてください。
A.神経難病(パーキンソン症候群)と診断された、2名の患者様についてです。お一人目は、大学病院を退院後、寝たきりの患者様です。往診で細かく状態を診て、大学病院では処方されていなかった薬を処方したところ、歩けるまでに回復されました。お二人目は、他の区で在宅診療されていた92歳の患者様です。ご子息様がいる世田谷区に越され私が担当しました。当初、幻覚・妄想があり、夜中にご家族様を起こしてしまう事も何度かありました。処方されている薬を見直ししたところ、症状が落ち着き「高齢だから病状が回復することを諦めていました」とご家族様が喜んでくださったのが印象的です。
コミュニケーションで大事にしていること
Q.患者さんとコミュニケーションしていくことで大事にしていることをお聞かせください。
A.認知症の患者様には、笑顔で接する事を心がけています。患者様には、私が“担当医”として記憶には残らなかったとしても、感情的な印象は残るものです。「この人に優しくしてもらった」と思っていただければ、診療も滞らないものです。また、ご家族様の介護疲れを察することや労いの言葉をかけることも忘れません。ご家族様が、患者様の行動で疲れて感情的にならないように、「時には話をそらしたりすることも大切ですよ」とアドバイスをして、ご家族様にも寄り添うようにしております。
これからのクリニックの方向性と皆様へのメッセージ
これから目指す先
Q.どんな在宅医療を目指していらっしゃいますか?
A.認知症のご家族を支えることは、簡単なことではありません。外来では、認知症になりにくくするために、生活習慣を見直すことによる認知症予防に力を入れていきたいと思っています。在宅診療では、ご家族様にも認知症についてしっかり理解をしてもらうことで、ご家族様の心理的負担を軽減したいと考えています。ご家族様には感情的になり過ぎないこと、時には社会的サービスを使って介護疲れを癒していただくことをお薦めしています。患者様とご家族様がより良い時間を在宅で過ごせるよう、ご支援を続けていきたいと思います。
みなさんへのメッセージ
Q.最後に皆様へのメッセージをお願いします。
A.神経内科とは、脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。認知症も含めて神経難病は、根本的な治療法がまだ確立していません。とはいえ、日常の生活から症状把握し、時には薬を調整することで症状を緩和することができます。私は、神経内科を専門として、様々な患者様やご家族様と接し、経験を積んで参りました。神経難病についてのお問い合わせやお困りごとがございましたら、是非お気軽にご相談ください。
ご依頼の流れ
まずは在宅医療相談センター050-5577-7279にお電話ください。担当オペレーターがお客様の情報をお伺いいたします。その後、「いしくる」の登録クリニックよりご連絡がございます。