在宅医療に携わる人と役割
在宅医療では、多職種の方がそれぞれの専門的な役割を果たし、その多職種の方々が連携することで成り立っています。在宅医療に関わるのは医師や訪問看護師だけではありません。ケアマネジャーは、地域の在宅医療クリニックの紹介や介護保険との連携をコーディネートする役割を担います。また、病院の医療連携室等に勤務する MSW(メディカルソーシャルワーカー)は退院支援時に在宅医療機関を探すサポートをしてくれます。医師による月2回の定期診療だけでなく、訪問看護師や訪問薬剤師、訪問歯科、訪問リハビリなどを利用することもできます。また、ヘルパー、医療クラーク、訪問管理栄養士などの専門家が連携して患者と家族の在宅医療をサポートしていきます。患者のニーズや状態を多職種の方々が理解し、共有できる環境を整えることも大切です。