在宅医療が受けられるケースは?
在宅医療は通院が困難で自宅での診療を希望する方が受けられます。通院困難とは、患者一人では通院が困難であるだけでなく、通院を介助する方がいらっしゃらないケースも含まれます。在宅医療を利用する代表的なニーズは、病院よりも住み慣れた自宅で療養したい、終末期を家族と過ごしたい、自宅で看取りを迎えたいというものです。
在宅医療は、急性期医療や手術などの病院でしか受けることができない医療を除けば、末期がん、認知症、高血圧等の内科疾患等のほとんどの症例に対応できると言われています。一般的には高齢者の慢性期疾患で利用されるケースが多いです。高齢者以外でも、脳性まひや脊髄損傷などを負った障害者、パーキンソン病などの神経難病、重症小児、精神疾患等でも在宅医療を受けることができます。在宅医療クリニックによって対応している専門も様々ですので、事前に確認してみるとよいでしょう。